つなんち そして胃袋という名の終着駅でふたりは。
本名です。(両親がマグロ好き)
-

HOMEmailTwittermixispec



name つな
sex F
blood AB
photo つなまにあ
p-video フラッティの系譜
contact mail
more mixi / blologue
pick up 短編小説
スクープ
つなシネマ
聞いて!
ブロとも限定
banner
annex
nazo


つなとブロともになる

FC2ブログ以外の方は
メールでお知らせ下さい。
ブロとも記事はプライベートな内容であり写メもそのままUPしていますので知人やお会いした方またはブログを通じて親しくさせていただいている方以外の方には申し訳ありませんが公開しておりません。ご了承下さい。

-

フリーエリア


QRコード

QR

-

そして胃袋という名の終着駅でふたりは。


実家から貰った米を主人の親戚に買い取らせてあたしの財布があぶく銭で膨れ上がったもんだから、帰り道のお弁当屋さんで今まで注文したことのない、一生無縁だと思ってた、100円クーポン券を使っても580円もする、スペシャルビーフステーキ弁当を声高らかにオーダーし、あたしにとってはスペシャルビーフステーキ弁当を注文することなんて日常茶飯事ですよオーラをふりまきながら努めてナチュラルに待合席まで辿り着き、高揚した気持ちを悟られぬように用も無い携帯を弄って時間をつぶし、待つ事10分「スペシャルビーフステーキ弁当をお待ちの57番のお客様」と呼びかける店員に「はいはい!あたし!あたし!」と鼻の頭を人差し指でちょんちょんしながら駆け寄り、いよいよスペシャルビーフステーキ弁当を手にしたその重みに生きている幸せをズシリと感じ、逸る気持ちを抑えながらいそいそと車まで運び助手席に置いてはみたものの。

家に帰って人生初のスペシャルビーフステーキ弁当のフタを開けた時に片寄ってて半分誰かに食われたような状態になっとったら死んでも死にきれんぞと。何があってもそれだけは避けねばならんぞと。道中あたしのアグレッシブなハンドルさばきでもスペシャルビーフステーキ弁当が傾かないようにその両サイドをバッグとティッシュボックスでガッチリ固め、歩道の街路樹越しにチラチラ見え隠れする高校男子生徒の立ちこぎ自転車と並走しながらの超安全運転で帰宅。スペシャルビーフステーキ弁当を赤子のように抱え最後の難関であるアパートの階段も見事にクリアし、こうやって無事にコタツの上に。

とうとう100円クーポン券を使っても580円もするスペシャルビーフステーキ弁当デビューを果たし、そのあまりの美味しさに夢心地でクソ犬のように食い続け、フィニッシュに取っておいた一口分のご飯の上に最後の肉片と最後のポテトサラダを贅沢に重ねて乗せ、口に運んで「ああ極楽極楽」と至福の時を過ごした余韻に浸りながら下腹をさすりもってフタにセロテープで貼り付けられたままのかけ忘れた特製ステーキソースを二度見。

これが出前一丁のごまラー油だったならヒザから崩れる程度のダメージで済んでたと思うんだけど、スペシャルビーフステーキ弁当における特製ステーキソースともなれば衝動的に首を吊ったとしても動機としては充分で、科捜研のマリコさんも臨場の倉石も深く調べてはくれず、副所長の船越が恵比須顔で捜査打ち切り許可のハンコをパンパン押すレベル。

「そんなのいやだ」

耐え忍ぶだけの人生に終止符を打つように特製ステーキソースの「こちら側のどこからでも開けられます」を間違いなく生まれてから今までの最速で引きちぎり、「まだ間に合う!まだ間に合う!」の一心で、ちょっとした人生という名のボタンを掛け違って心がすれ違い、黙って夜汽車で田舎に向かった恋人を着の身着のまま始発の新幹線で追いかけるようにチューチューと。


クリックしてね
いつも応援ありがと☆
TOP

-


TOPICS

ランキング

人気ブログランキングへ
よろしくお願いします


iPadZine(電子書籍)

つなの小説無料ダウンロード
魂で書き殴った渾身の短編集
ご自由にお読み下さい。

エコバッグ

野望


まほうがとけない。

こちらへ引越ししました。
皆様のまほとけ大募集中。
つなの独断で掲載中
詳細
投稿


読者セレクション

あたしは一言も喋っていないのにが新しくランクインしました。ご投票ありがとうございました。


一話完結短編小説

一話完結の短編小説を始めました。そのことであなたの人生観が変わったとしてもあたしには謝る用意はないけれどハートを射抜かれて恋の魔法がかかっちゃったらフカフカのソファーで脚を組みかえる的なカウンセリングはやぶさかじゃないわよ。

全ての小説を一気に読む

-

-

検索ランキング

レンタルCGI

-

Special Thanks
背景画像:気まぐれ堂